近鉄不動産らが開発中の大阪市東淀川区の大規模新築マンション「ローレルスクエアOSAKA LINK」(総戸数393戸)の販売が順調な滑り出しだ。第1期85戸のうち55戸が契約済み。梅田駅・新大阪駅をはじめ大阪都心部へアクセスしやすい利便性と、子育てをキーワードに物件内の保育園など充実した共用部が好評を集める。今後も、利便性を重視する中広域の一次取得のファミリー層を中心に多様な需要獲得を目指す。平均坪単価は215万円。
同物件(大阪市東淀川区下新庄3―162)は、阪急千里線・下新庄駅から徒歩4分の立地。敷地面積1万3788・13㎡、RC造地上14階建て、延床面積2万9700・21㎡。間取りは1LDK+F~4LDK、専有面積58・80~76・38㎡。竣工は22年5月、引き渡しは同年7月を予定。施工は長谷工コーポレーション。参天製薬の本社だった土地に開発。近鉄不のほか、NIPPO、オーエス、アートプランニングの共同事業。専有部は、インテリアショップが監修したモデルを設置して若い世代へ新しい暮らし方を提案する。共用部は、大阪市で初となる市の認可保育所を建物内に設置して入居者は優先的に入所可能なほか、多彩な書籍や電子雑誌を閲覧できる「リンコムラウンジ」、スタディルームと完全個室ブースのテレワークスペースなどを設置する。
販売では、12日時点で問い合わせ約1300件、来場約400件と順調に集客が進む。第1期では85戸を供給して55戸で契約を得た。第2期は9月に8戸を供給予定。契約者は、一次取得の20歳代~30歳代のファミリー・プレファミリー層をメインに、地元のシニア層の住み替え需要も獲得している。(日刊不動産経済通信)
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