ツクルバ、ベンチャー、副(複)業、フリー向けシェアプラン-「ワタリドリ」

 シェアリングエコノミーのツクルバ(東京・目黒)は、渋谷区アドレスの登記・住所利用、シェアオフィスのフリーアドレス席利用、およびスペースマーケットの登録施設をオフィスとして活用できる「新しい働き方」のパッケージサービスの提供を4月から開始する。オフィスを必要としないベンチャー企業や小規模のチーム、 フリーランス、 複業向けの新たなプランで「ワタリドリ」の名称で展開する。
 ツクルバが運営するシェアードワークプレイス「co-ba ebisu(コーバ エビス)」をベースオフィスとして利用する。東京・恵比寿に所在するco-ba ebisuに登記・住所利用しながら、 同施設の月2回のフリーアドレス利用、コミュニティへの参加と併せて、 スペースマーケットの登録施設をオフィスとして活用できるもの。利用料は月額1万5000円(税別)、初期手数料2万円(税別)。申込はこちら 。「時代はオフィス縮小からオフィスレスへ、「働き方の解放」はますます進む」(ツクルバ)としている。

 ワタリドリは20年11月にトライアル開始し、4月1日付で正式にサービスインする。リモートワークの定着に加え、複業やフリーランスなど雇用形態・働き方の多様化、 「オフィスレス」で事業を展開する個人や小規模事業者が増えつつあること、さらにこれからの新しい働き方としてプロボノ活動をする会社員や、 複数企業と協業するフリーランサーにもフィットするとしている。

「ワタリドリ」トライアルに参加したメンバー(ツクルバ)


 オンライン会議システムやチャットツール等の普及によって働く場所を自由に選べるようになった一方で、 登記を行う本拠地やオフラインで集まるリアルの場といった「安心できる本拠地」や、帰属意識を感じられるコミュニティ、相談できる仲間を求めるニーズなどがトライアルで見えてきた。トライアルでは「環境を変えてアイデアを出したい」、「メンバー同士の何気ないやりとりから生まれる発見(セレンディピティ)が欲しい」、「人から刺激を受けて学びや成長に繋げたい」というリアルの場や人間関係の必要性に関する声が多く聞かれた。

<ワタリドリ 提供機能・サービス>
・登記
・住所利用(郵便・宅配便受け取り)
・フリーアドレス席の利用権 2日分/月
・会議室、 複合機等のファシリティの利用(フリーアドレス席利用日のみ有効)
・co-ba ebisu 会員コミュニティへの参加

<付帯サービス>
1.スペースマーケット掲載のワークスペースの優待
「スペースマーケット」掲載の拠点のうち、 「新しい働き方」コラボパッケージでセレクトした、 時間貸しスペースや貸会議室を10%OFFで提供。
co-ba ebisuをベースオフィスとして活用し、 スペースマーケットの拠点利用が可能

2.スペースマーケットのコンシェルジュサービスを提供
「スペースマーケット」掲載物件の中から時間貸しの一時利用から定期・長期利用まで、 フレキシブルなワークスペース利用をご提案するコンシェルジュサービス(月額3万円以上のサービス利用から)を提供。
このほかウィークリーやマンスリーのオフィススペースも利用できる。例えば季節に応じて日本国内を数ヶ月単位の短期で渡り歩くようなワークスタイルも可能。

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