リクルート住まいカンパニーが発表した「東京都民が移住・二拠点居住したいエリアランキング」によると、移住先は都内の八王子・奥多摩方面、二地域居住は鎌倉・三浦方面の人気が高かった。東京都に居住している人を対象にウェブアンケート形式による調査を実施した。地方移住や二拠点居住への関心度合いについては、36%の都民が「関心あり」と回答している。
移住したいエリアの1位は「【東京都】八王子・奥多摩エリア」となった。理由は 「住居費が安いから」「子育て環境が良いから」「車での移動が便利だから」などが相対的に高かった。他エリアより評価が高い項目は、上記の他に「畑や山林が多いから」「広い家に住めそうだから」「公共施設が充実しているから」などが挙がった。
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二拠点居住したいエリアの1位は「【神奈川県】鎌倉・三浦エリア」だった。「エリア内に賑わいがある街があるから」「面白いコミュニティがありそうだから」が相対的に高く、「住居費が安いから」「子育て環境が良いから」「医療施設が充実しているから」などは低め。他エリアより評価が高い項目は「人からうらやましがられそうだから」「街の住民がそのエリアのことを好きそうだから」などが挙がった。
地方移住・二拠点居住の関心について尋ねたところ、全体では「実施が決まっている」「実施を検討しており、問い合わせや現地見学などの行動を行っている」がそれぞれ1%、「実施を検討しており、情報収集をしている」が2%、「具体的な検討はしていないが、強い関心がある」が7%、「具体的な検討はしていないが、関心がある」が25%と、合わせて36%が関心を持っていることがわかった。 性・年代別にみると、男性20代・30代の関心が高く、女性50代・60代の関心が低い。同居家族別にみると、子供(幼児~幼稚園・保育園)のいる世帯と1人暮らし世帯の関心が高い。職業別にみると、会社員(技術職)、自由業の関心が高いことがわかった。
調査は、東京都在住の生活者のうち、東京駅から50km以上離れた地方移住や二拠点居住に関心があ
る人が全国のどのエリアに住むことを希望しているかを把握するとともに、その希望理由などを把握することを目的に実施した。調査対象は東京在住の20歳~69歳の男女。2021年1月東京都住民基本台帳の構成に合わせて、性別×年代を補正した。調査時期は1月下旬。有効回答は10572人。