リビタは、東京・世田谷区で築28年の寮をリノベーションしたシェア型賃貸住宅「シェアプレイス経堂」(50室)を開業し、20日に入居を開始する。同社は一部の新築を除き、既存物件をリノベーションして物件オーナーからマスタリースし、シェア型賃貸として運営する同シリーズを展開。シェアプレイスは19棟・1256室の実績がある。
コンセプトは家の中と暮らす街の経堂を住みこなす「経堂超短距離多拠点生活」。在宅時間の充実をキーワードに、居室やシェアラウンジ、スタジオ、ワークスペース、シェアキッチン、中庭と居場所の選択肢を多く作り、入居者同士が一定の距離感を保つことができる設計にした。居室面積は13・05〜13・50㎡。ベッドと机、椅子、冷蔵庫とすべての家具が揃った部屋から、ベッドのみや家具なしの部屋まで、選択の幅を増やした。新型コロナ感染症拡大防止のため、共用部に非接触検温器やアルコール消毒、アクリルパーテーションなどを設置し、館内に抗ウイルス・抗菌剤を施工。エントランスはスマートフォンアプリと連動したスマートエントランスシステムを導入する予定。
所在地は世田谷区経堂5-15-18。小田急小田原線・千歳船橋駅から徒歩8分、経堂駅から徒歩13分の立地。93年竣工の地上3階建て。物件の所有は個人オーナー。延床面積は1391・31㎡で、月額賃料は6万8000~7万4000円、共益費1万5000円。契約は2年間の定期建物賃貸借。1月上旬に募集を始め、これまでに内覧会を3回実施し70人強が参加した。20歳代半ば~40歳代までが多く、社会人が9割以上。男女比は4対6と女性の方が多いという。(日刊不動産経済通信)
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