トップインタビュー・林ベツダイ東京支社CEO ライフスタイル提案型の規格住宅で先行 ―FCは約340店、年間2千棟規模に
ベツダイ 林・東京支社CEO

   ベツダイ東京支社CEO 林 哲平氏

 ―事業開始10年で、年間着工棟数は2000棟規模に拡大した。
 林氏 全国展開している住宅ブランド「LIFE LABEL」「Dolive」の2つをFC運営している。商品面では一次取得者向けの価格帯(販売価格1000万円台から)と、ツーバイフォー工法の規格戸建て住宅「ZERO-CUBE」シリーズが、特に20歳代、30歳代のエンドユーザーにしっかり訴求できている。運営開始時から、「住宅商品そのもの」ではなく「この住宅でどんな暮らしができるのか」というライフスタイルの提案を訴求戦略の中心にしており、この分野の草分けの1社と自認している。自社で展開している雑誌「LIFE LABEL magazine」などの各種エンドユーザー向けの媒体でも、ライフスタイルを切り口に発信している。


 ―フランチャイズ事業の展開について。
 林氏 北海道の設計事務所が1号加盟店で、以降10年間で約340店規模(2ブランド合計)に拡大した。エンドユーザーから住宅商品の評判が良いこと、FCのシステムが簡単明瞭な点が大きい。FCのシステムは住設系、ハウスメーカー系など多岐にわたり様々だが、当社のシステムは非常に明瞭でライセンス料に見合った費用対効果をしっかり出してもらえるし、マーケティングでも支援できる。住宅商品の構造部材もシンプルで、全国各地のプレカット工場などに加盟店から仕様書を持ち込んでもらえれば、すぐに現地で調達できる。当然、生産拠点から施工現場に輸送する手間もコストも生じず、住宅商品の販売価格を抑えることにも貢献している。


 ―商品開発の今後は。
 林氏 5年ほど前から、ライフスタイルを軸とした各分野の企業とのコラボレーションを強化している。一例では、独自の家具やインテリアを展開しているWTW(ダブルティー)社と協同で開発した西海岸風の住宅商品などだ。ニューノーマルの時代は、「住みたい家」もこれまで以上に多角化する。伴って当社の規格住宅のラインナップも強化する必要があり、今後もコラボ路線を強化する。


 ―そのほかの企業戦略は。
 林氏 加盟店が来店してユーザー登録すれば簡単に使ってもらえる住宅設計のアプリケーションシステムを独自に開発中だ。住宅の外観や内観デザインなど多様なバリエーションの中から理想の家づくりのシミュレーションがスマートフォン上でできる。購入検討者の実現したい暮らし作りをお手伝いするというのが本当の意味での「消費者目線のブランドホルダー」の姿だ。今後はこれが業界のスタンダードになればいいと思う。当社がファーストタッチ企業になるつもりだ。(日刊不動産経済通信)

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