3Dインベストメント、JリートTOBはいずれも不成立

 シンガポールの投資ファンド、3Dインベストメント・ パートナーズが相次ぎ実施したJリートに対する公開買付け(TOB)はいずれも不成立に終わった。
 TOBの対象となったのは、NTT都市開発リート投資法人と阪急阪神リート投資法人。ともにTOBに対し「中立」の姿勢を表明したが、投資口価格が買付予定価格を上回り、買付期間を延長したものの、応募口数を集め切れなかった。このうち、NTT都市開発リートは、買付予定数の下限11万5279口に対し応募口数は6万5678口にとどまった。一方、阪急阪神リートは応募口数が152と買付予定数の下限である6万208口を大きく下回った。市場の底入れインパクトとなるか期待されたが、外資ファンドによる割安評価のリート買付けは果たされなかった。

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