日鉄興和不動産は、単身男性が求めるマンションを調査し、40歳代の単身男性にとって理想の面積・間取りは「50㎡台の2LDK」と結論付けた。単身男性のうち、持ち家比率が最も高い40歳代の単身男性を調査のターゲットに設定。過去の購入者データに加え、数年にわたるウェブ調査や社内アンケート、グループインタビューなどを踏まえ「理想の間取り」を定義した。
ウェブアンケートの結果、40歳代単身男性の希望の間取りは、1位が「55㎡・2LDK」で38%、2位が「65㎡・3LDK」で30%だった。単身でも広さを求める傾向が強く、その理由として「将来に備えて余裕の広さが欲しい」「趣味部屋や書斎が欲しい」などが挙げられた。居住継続の意向については「転勤など致し方ない事情以外は住み続けたい」が半数近くに上っており、結婚後も住める間取りを重視していることが分かった。
志向性も調べたところ、現在の住まいで収納に不満に持っている人が多く、お金の使い方は趣味を最も重視していた。家で過ごす時間が最も長いリビング・ダイニングを重視する人も過半を占め、週1回以上は料理をする人は約9割、毎日浴槽に浸かって入浴する人は約5割だった。
これらの結果を踏まえ▽LDの広さは8~10畳▽主寝室はLDから独立▽収納率は8~10%▽趣味のスノーボードやゴルフクラブも収納できるスペース(シューズインクローゼットや納戸)▽2つ目の洋室はLDと一体利用も可能なウォールドア―を理想の間取りの条件とした。(日刊不動産経済通信)
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow 不動産経済研究所/不動産経済オンライン