(提供:日刊不動産経済通信) コリアーズ・インターナショナル・ジャパンは4日、東京圏に住むビジネスパーソンに実施した意識調査「働きたい街ランキング2022」を発表した。都心のオフィス街の魅力が高まる要素は、交通利便性と街の雰囲気に加えて飲食店(ランチ)の充実度にあるとし、「働きたい都心のオフィス街」「憧れの都心のオフィス街」の両方の質問で、1位「丸の内」、2位「大手町」となった。オフィス街の魅力の1つとしてコミュニケーションの場となる飲食店も挙がった。なお、コリアーズは、11月28日に丸の内に本社を移転する。
「働きたいオフィス街」は、1位「丸の内」23・3%、2位「大手町」12・3%、3位「新宿(西口)」12・1%、4位「池袋」11・5%、5位「有楽町」7・7%だった。一定のテレワークも定着した状況で敢えてオフィスに出勤する理由が求められ、交通利便性の高い東京駅に近いオフィス街が3つ挙がった。「憧れのオフィス街」は、1位「丸の内」36・1%、2位「大手町」18・8%、3位「銀座」10・1%、4位「六本木」10・0%、5位「新宿(西口)」7・7%だった。街としてブランド力が高く、ショッピングなどもできる「銀座」「六本木」が上位となった。
調査について、リサーチ部門のディレクター&ヘッドの川井康平氏は「ニーズが高いエリアの人気は根強い。加えて、テレワークも併用する今後の働き方では、リニアの開業で環境が変わる『品川』エリアなどはつぶさに見ていく必要がある」と語った。
なお、約1年で従業員数が2倍以上に増加し、業容が拡大しているコリアーズは、11月28日に丸の内エリアの新オフィス(千代田区丸の内3―2―3 丸の内二重橋ビル18階)へ移転する。