(提供:日刊不動産経済通信)三井不動産レジデンシャルら10社が手掛ける東京・中央区の大規模マンション「HARUMI FLAG」(晴海フラッグ、総分譲戸数4145戸)の目玉となる50階建てツインタワー(合計1455戸)の販売が6月下旬に始まる。10日に売主らがパビリオン(モデルルーム)で会見し、設計上の工夫などを報道陣に説明した。現時点で販売価格や平均坪単価などは非開示で、事前案内会を始める4月上旬に公表するという。25年秋の竣工、同10月下旬の入居開始を予定する。 二つのタワーの名称は「晴海フラッグSKY DUO(スカイ・デュオ)」。敷地北側にあり都心方向を望む「サンヴィレッジ第二工区」(総戸数733戸)と、東京湾に向く南側の「パークヴィレッジ同」(722戸)。専有面積はサンヴィレッジ第二工区が49・38~145・54㎡、パークヴィレッジ第二工区が47・74~161・12㎡で間取りはいずれも1LDK~3LDK。平均専有面積は約74㎡で天井高は約2・6m。全戸に蓄電池と「エネファーム」の両方を設置。両棟の48階に居住者が使える展望ラウンジを作る。 19年7月から販売の舞台としてきたパビリオンは10日に閉じ、西方向へ徒歩数分の「晴海トリトンスクエア」近接地に場所を移して21日から板状棟の最終販売(194戸)を始める。板状棟の購入者は首都圏全域に及び、大部分が日本人。現時点で販売済み住戸の購入キャンセル申請は少なく、194戸の販売にもメドが付いているという。日銀の政策変更で住宅ローンの固定金利が上昇しているが、三井不動産レジデンシャルの開発担当者は「現時点で市況や消費者心理に変化はない。むしろ駆け込み購入が想定される」と話す。
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