東ガス不、国分寺に自社初の学生寮竣工 ―三鷹にも2棟目、北千住では学生マンション計画

(提供:日刊不動産経済通信)東京ガス不動産は家具と家電、食事付きの学生寮「カレッジコート国分寺」(東京都国分寺市、121戸)を竣工させた。3月に入居を始める。JR中央線・国分寺駅徒歩4分の角地にあり、間取りは1R(専有面積18㎡)。賃料は全室8万6800円(食費、管理費など別)。専門学校や大学などに通う男女を対象に10月から入居を募っており、年内に5割入居、来年3月に満床を目指す。同社が学生寮を開発するのは初めて。1月には三鷹にも竣工予定。北千住にも学生用賃貸住宅を計画している。

旧東京ガスショールーム跡地に14階建ての学生寮を建てた。22年5月に着工し1年半で完成させた。建物は東京ガス不動産が保有する。運営はマスターリース契約で毎日コムネットに委託した。開発に当たり賃貸マンションも検討したが、周辺の賃料相場や学生の旺盛な需要など採算を考慮し学生寮に決めたという。

専有面積は18㎡だが2階に21㎡強の部屋が一つある。賃料8万6800円に年管理費22万8000円、入館金19万円などが必要。食事は月額2万9800円で週6日(朝夕2食)提供される。食事込みで月約13万円強の負担になる計算。周辺には東京経済大学や津田塾大学などがある。保護者は富裕層が多いという。

一方、同じ中央線の三鷹駅徒歩6分の場所にも14階建てで231戸の学生寮が年明け1月に完成する。3月に入居を始める。この物件には飲食店も入る。

同社は東京と神奈川にある東京ガスの旧所有地や自社で仕入れた土地に賃貸マンションを相次ぎ建てている。来年3月には私募リートを組成し、そこに賃貸マンションを組み入れる。現時点で「ラティエラ」シリーズを合計28棟、1600戸保有している。

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