国内初のホテル・レジが開業へ

(提供:日刊不動産経済通信)サンケイビルと東急不動産が神奈川県箱根町仙石原に開発していた「BLISSTIA(ブリスティア)箱根仙石原」(合計63室)が10月末に竣工し、12月15日に開業することが決まった。民泊新法(住宅宿泊事業法)を活用した国内初の「ホテルレジデンス」と「ホテルコンドミニアム」の合築施設。1億円超の住戸も含め6月までの約1年で全戸が完売したという。

物件は全室スイート仕様。大涌谷や金時山が一望できる眺望が特徴だ。建物は地上4階建てで、温泉棟や利用者専用レストランもある。ホテルレジの用途は住宅だが、民泊新法に基づき年間180日は宿泊施設として運営会社を介して一般利用客に提供し、オーナーは賃貸収入を得られる。ホテルコンドも稼働率に応じた賃料収入が得られ、年間100日を上限にオーナーは自己利用できる。いずれも権利形態は区分所有権。

「ブリスティア」をシリーズ化するかは現段階で未定だが、サンケイビルは「ワーケーションなど多様化する働き方が事業の追い風になる」としている。

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