日本郵政不、首都圏と大阪で賃貸マンション建設―3件進行、グループ所有地を有効利用

(提供:日刊不動産経済通信)日本郵政不動産が東京と大阪で相次ぎ賃貸マンションの建設を始めている。自社グループで持つ土地を有効に使う観点で不動産開発を積極展開。東京・世田谷区と横浜市西区でこのほど着工したほか、5月には大阪市北区でも建設工事に着手した。東京と横浜の案件は「(仮称)世田谷中町二丁目計画」(72戸)と「平沼橋一丁目計画」(89戸)の2棟で、施設規模は8階建てと9階建て。世田谷の物件は2LDK~4LDKで全住戸の専有面積を60㎡以上とし、多様な世代の入居を促す。横浜の物件は1DL~3LDK。それぞれ24年9月、25年2月に竣工させる計画だ。

 世田谷の物件の所在地(地番)は世田谷区中町2-1-2。立地は東急大井町線・等々力駅徒歩9分。高台に位置し、周辺には教育関連施設や都市農地、公園などがある。建物には共用のラウンジや屋上テラスを設置。一部住戸のリビングにはデスク作業を行えるスペースを作る。太陽光発電設備を採り入れ、ZEH認定も取る予定だ。施工は松井建設、運営管理は東急住宅リースが手掛ける。

 横浜の物件の所在地は横浜市西区平沼1-135-2。立地は相鉄本線・平沼橋徒歩2分。JR横浜駅へも徒歩11分と近い。SUEP(東京・世田谷区)にデザイン監修を委託し、高い省エネ性能を確保する。施工は松井建設。運営管理は三井不動産レジデンシャルリースが手掛ける。

 大阪市北区で5月に着工したのは賃貸マンション「(仮称)同心一丁目計画」(55戸)。1LDKと2LDKで構成する。立地はJR大阪環状線・天満駅徒歩7分。規模は14階建て。25年1月の竣工を目指す。所在地は大阪市北区同心1-2-5。

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