タカラレーベン、レーベン横浜山手228戸を11月発売―モデルルーム反響上々、高属性の来場目立つ

  タカラレーベンは創業50周年記念商品と位置付ける横浜市中区の新築分譲マンション「レーベン横浜山手プロジェクト」(6棟、総戸数228戸)の販売を11月中旬にも始める方針だ。9月18日にモデルルームを開設し、15日時点で反響や価格を公表していないが「満室で回っていて大きな手応えがある」(同社営業幹部)という。不動産経済研究所が提供するマンションデータシステム「ブレイン」によると、計画地での新築分譲マンションの販売推計坪単価は約254万円と出ている。
 物件の地番は横浜市中区根岸加曽台1-1ほか。企業の社員寮跡地を同社が買い取った。JR京浜東北線・根岸線・山手駅徒歩13分、同根岸駅徒歩19分の立地。RC造7階建てで間取りは1LDK+S~4LDK。計画地は高台で海が見える部屋もある。傾斜地で土砂災害の警戒区域に指定されているため、約1年かけて念入りに対策工事を施した。土地の高低差を生かしつつ擁壁設置や地盤改良などの措置を取った。北側の道路を拡幅し、隣接地に公園も整備した。
 23年2月中旬の竣工、同3月下旬の入居開始を予定している。来月から期分けして段階的に販売する。モデルルームの来場者は中区や周辺区市など住み替えを考える地元客らのほか、千葉湾岸や東京南東部などの在住者もいる。中心層は30~40歳代の3~4人家族で単身者は約1割。年収1000万円超の会社員や経営者、士業関係者らも多いという。
 同社は計画地周辺で「レーベン横浜汐見台ソラノテ」(磯子区、192戸)、「レーベンハイム横浜汐見台ザ・テラス」(48戸)を販売した実績がある。(日刊不動産経済通信)

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