(提供:日刊不動産経済通信)三井不動産レジデンシャルは京都市で寺院と一体的に開発した新築分譲マンション「パークホームズ四条河原町」(総戸数81戸)を7月下旬に売り出す。阪急電鉄京都線・京都河原町駅徒歩3分の立地。96年2月までの定期地上借地権付きで間取りは1LDK~3LDK、専有面積47・9~127・26㎡。27日に京都市内と東京・日本橋で事前案内会を始めた。25年2月下旬の竣工、同3月下旬の入居開始を予定している。
約400年以上の歴史がある「透玄寺」と70年間の定期借地権契約を交わし、寺の土地にマンションを建てる。建物の1階に寺務所や本堂などを入れ、上階を住戸として使う。建物の老朽化や後継者不在などで存続が難しくなった寺を合理的に再生する試みだ。
開発地(地番)は京都市下京区寺町通綾小路下る中之町585-1ほか。髙島屋や藤井大丸など商業施設の南側に位置する。施設規模はRC造10階建て。旧寺院の門構えなどを再現し、2層吹き抜けのエントランスに西陣織のパネルなどを置く。屋上テラスには枝垂れ桜などの植栽や砂利を敷いた枯山水風の庭園を作る。施工者は熊谷組。駐車場は平面4台。同社は20年に京都市内で寺院とホテルの複合開発「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」を開業した実績がある。
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow 不動産経済研究所/不動産経済オンライン