三井不レジ、川口駅南東に28階タワマン―住宅225戸と店舗など、26年7月竣工

(提供:日刊不動産経済通信)JR川口駅の南東側に地上28階建て、総戸数225戸のタワーマンションなどを整備する事業が本格始動する。三井不動産レジデンシャルが地権者らと進める「川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業」(埼玉県川口市)の権利変換計画がこのほど埼玉県に認められた。9月に建設工事に着手し、26年7月の竣工を目指す。

 開発予定地は埼玉県川口市本町4-9の一部。区域面積0・7ha。川口駅東口を出て南東へ約400mの場所で、現状は駐車場の鋳物工場跡地や古い木造住宅、旧耐震の共同住宅など。用途地域は準工業地域。再開発で地上28階地下1階建て、高さ約93・75㎡の高層棟(タワーマンション)と3階建ての低層棟(店舗・事務所)、災害時に避難場所にもなる広場などを作る。敷地の中央にタワマンを建て、その西側に低層棟、北側に広場を配置。敷地西側を南北に走る都市計画道路・善光寺荒川線も拡幅する。

 高層棟の2階に共用のテラス、27階にラウンジを置く。住戸の平均面積は62・68㎡を想定する。店舗・事務所の面積は約1720㎡。駐車場は住宅113台(タワーパーキング)、店舗14台。マンション住戸の販売活動は数年先になるが、不動産経済研究所が提供するマンションデータシステム「ブレイン」によると、計画地周辺の新築分譲マンションの販売推計坪単価は約240万~300万円と出ている。

 18年12月に準備組合、21年10月に本組合が作られた。三井不レジは東急不動産とともに川口駅徒歩9分の場所で再開発マンション「サウスゲートタワー川口」(360戸)を14年に竣工させた実績がある。

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