野村不、木材多用の「プラウド参宮橋」―東京・代々木に19戸、6月上旬に発売

(提供:日刊不動産経済通信)野村不動産は東京・渋谷区代々木の新築分譲マンション「プラウド参宮橋」(総戸数19戸)を6月上旬に発売する。躯体にCLTと鉄骨のハイブリッド構造を採用し、同社のマンションで最も多い約80㎥の国産木材を使った。全住戸でZEHオリエンテッド基準の性能も満たした。立地は小田急線・参宮橋駅徒歩3分、明治神宮の西側。間取りは2LDK、3LDKで専有面積は58・13~105・22㎡。販売戸数などは未定。24年5月上旬の竣工、同6月下旬の入居開始を予定。
 建設地(地番)は渋谷区代々木4ー13ー1。敷地面積834㎡。施設規模はRC一部S造地上4階地下2階建て。構造材や天井、壁面ルーバーなどに国産木材を使用。階数ごとに木と鉄、鉄筋コンクリートを使い分けた。国産木材の採用により、同規模のRC造マンションに比べ、施工時に出るCO2を約96t程度削減できるとしている。二重床を活用し、住戸全体にエアコンの風を送るセントラル空調システムを全戸に導入した。施工者は大成建設。
 野村不動産は20年以降、自社で開発するプラウドを始めとする分譲マンションの共用部などに原則として国産木材を採用する方針を取ってきた。21年には構造材にも国産材を使った日本初のハイブリッド高層分譲マンション「プラウド神田駿河台」を竣工させた。
 同社は今回の物件から比較的近い渋谷区上原で既存マンションの1棟リノベーション第1弾を手掛けた実績もある。築後35年の高級賃貸物件を取得。改修と増築を施し、「プラウド上原フォレスト」(15戸)として、販売価格2億6550万~5億1600万円で売った。竣工は20年1月。

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