職場の近くを希望が増加、最多は低家賃 アットホーム、賃貸部屋探し条件を調査

 (提供 日刊不動産経済通信)アットホームが全国の加盟店に聞いた「賃貸で顧客から問い合わせが多かった条件・設備」の21年下半期調査によると、条件では「家賃を下げたい」が34・5%で、前期(21年上半期)同様最多となった。次点には「通勤先・通学先の近くに引っ越したい」(31・7%)が入り、前期より9・7㌽増えた。不動産会社からは「通勤や通学の回数が増え、通勤時間の短縮を希望するお客様が増えた」などのコメントがあがった。

 調査は21年7月以降に賃貸の居住用物件を探す顧客の接客経験がある全国のアットホーム加盟店に昨年12月に実施。回答数は760店。「コロナ禍の影響で失業や賃金の低下によって、現在の家賃より低い物件への住み替えを希望する問い合わせが多くなった」(不動産会社コメント)という。また、通勤手段を電車から自転車や自動車に切り替えた人もいて、アットホームでは「駐車場付きの物件の需要もありそう」と分析する。「ペット可物件に引っ越したい」(31・4%)は前期から5・5㌽増え3位に入った。多くの不動産会社が「自宅で過ごす時間が増え、ペット可物件に対する問い合わせが増えた」と答えた。「部屋数を増やしたい」は23・6%で、前期より6・7㌽減った。

 設備は前期からあまり変化はなく、「インターネット接続料無料」(37・6%)が最多で、「オートロック」(29・9%)、「温水洗浄便器」(28・7%)、「追い焚き機能」(28・0%)、「モニター付きインターホン」(26・1%)と続いた。コロナ禍でリモートワークやオンライン授業が続き、自宅で過ごす時間が増えたことで住環境の快適さやセキュリティーの高さを重視する傾向が続いている。

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