(提供:日刊不動産経済通信)NTTアーバンソリューションズ、宮崎市、西日本電信電話(NTT西日本)宮崎支店の3者は宮崎市中心部でPPP(公民連携)による街づくりを実現するための実証試験に乗り出す。3者でこのほど連携協定を交わした。JR宮崎駅西口から西方向に延びる高千穂通りと駅前通り、NTT広島ビルのある広島通りなどとその周辺で、次世代交通やICTなどを活用したスマートシティの実現を目指す。
実証実験を行うエリアにある4つの街路は時速20㎞未満の電動車を用いた移動サービス「グリーンスローモビリティ」の運行路でもある。3者は協定の内容に賛同する官民を集め、同圏域で▽ウォーカブルシティ(歩きやすい街)▽ICTを活用したスマートシティ▽ゼロカーボンシティ─などを実現する。成果を市域や他都市に展開したいとしている。
NTTアーバンは試験区域の中心部にあるNTT広島ビルの一部(北、南棟)を活用し、街の活性化を図る。具体的には、南棟は既存建物を低層の店舗に建て替えて24年秋に開業する。商業とオフィスへの改修を計画する北棟は25年春のオープンを予定している。
宮崎駅周辺では20年11月、駅前再開発で大型商業施設「アミュプラザみやざき」が開業した。27年に国民体育大会が開かれることもあり市内を再整備する機運がある。大学やテレビ局などの複合施設も計画されている。宮崎駅徒歩5分の場所で住友不動産が6月に204戸の新築分譲マンション「シティテラス宮崎」を発売した。同社が宮崎県内で大規模開発を手掛けるのは初めて。204戸のマンションは県内でも2000年以降で最大規模だという。
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