ポラス、練馬の農園別荘跡地に分譲住宅―格式を継承、2カ月弱で9棟中8棟成約

 ポラスグループが10月に販売を始めた東京・練馬区の分譲住宅地「マインドスクェア ヘリテージ光が丘 つむぎのまち」は、全9棟のうち8棟が成約した。反響が148件で9割がウェブ経由。購入者の平均年齢は41歳で最年長は70歳代だった。
 所在地(練馬区旭町1-612-80ほか)は都営大江戸線・光が丘駅から徒歩19分。約1000㎡の敷地は近代建築の巨匠・木下益治郎氏が昭和初期に手掛けた三菱財閥創業者一族・各務鎌吉氏の農園別荘(延床面積約423㎡)跡地で、分譲地開発でも歴史と格調を継承した。分譲住宅は2階建て、2×6工法、延床面積89・25~103・27㎡。販売価格(消費税込み)は近隣の相場(参考価格5000万円台)を上回る5990万~7590万円。継承した樹齢80年超のモミジ、石橋や石畳などで構成した回遊庭園「槭樹(もみじ)の間」を中央に設け、道路とつながる専用街路も新設。

ポプラ材の大型タブロー窓(マインドスクェア ヘリテージ光が丘 つむぎのまち)

 各棟は立地や日当たりなどに合わせ、建設当時の最新・最高峰だった和洋折衷様式の大邸宅を参考に、ポプラ材の大型タブロー窓、ハイサイドライトの丸窓、1階の大開口上部から屋根直下まで達する縦格子、造作門柱などを採用。このほか、窓からモミジが映り込む2階リビングの光沢床材高床空間「床槭樹(ゆかもみじ)」を1棟で採用、旧邸宅の迎賓室を参考にした暖炉(煙突・排煙なし)付きリビングを1棟に取り入れるなど、細部まで趣向を凝らした。
 感染症対策として、ウイルスを除去する光触媒の天然銘木フローリング、タッチレス水栓など各種最新の対策を標準で導入。

2020/12/08 日刊不動産経済通信

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