(提供:日刊不動産経済通信)三井不動産は6日、台湾・台中市にリージョナル型ショッピングセンター「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」を23年春に全面開業すると発表した。台湾では台北と高雄でも「ららぽーと」を開発中だが、開業するのは台中の施設が初めて。約300の全店舗のうち40店舗が入る南館を23年1月17日に先行して開業する。同じ台中市で運営する「アウトレットパーク」との相乗効果で広域の集客を目指す。
現地法人が100%出資するプロジェクト会社を通じ、台鉄・台中駅徒歩6分の場所に南北2棟の商業施設を建てた。5㎞圏内に約100万人が住むなど商圏人口が大きく、観光客の来店も想定している。施設規模は北館は7階建て、南館は4階建てで、総延床面積は立体駐車場も含め19・8万㎡。店舗面積は6・8万㎡。敷地面積は約4・3ha。施工者は大成建設。
物販や飲食、娯楽などの店を中心とした構成。海外初出店の日系スーパー「LOPIA」のほか、「ユニクロ」や食物販の「カルディ」なども入る。南北両館にフードコートを設け、施設に滞在すること自体を楽しむ「時間消費型」の店舗を目指す。
三井不動産はアジアでは台湾とマレーシアのクアラルンプールでアウトレット事業、台湾と上海、クアラルンプールでららぽーと事業をそれぞれ手掛けている。台湾では16年に現地法人を作り、広域で商業施設やホテル、住宅など11の事業を展開している。台湾の「ららぽーと」は来年に台北市南港区、26年に高雄市鳳山区に開業する予定。台湾では物流施設や複合施設事業などの開発・運営も視野に入れている。
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