(提供:日刊不動産経済通信)東栄住宅のフィリピン事業が好スタートを切った。9月1日にマニラ近郊で売り出した戸建て住宅の1期1次15戸分が同月末までに完売した。総戸数128戸のうち1期では35戸を売る計画で、すでに1期2次も販売している。同社が海外で戸建て住宅を売るのは今回が初めて。現地企業と組み、ラグナ州カブヤオ市ピットランドに約4haの宅地を整備した。
 フィリピンでの初弾事業は分譲住宅プロジェクトの「ハナ・ガーデン・ビラス」。2階建ての3LDKと3階建ての4LDKがある。1期の販売価格は5500万円前後。外資企業の役員や経営者、投資家ら富裕層に照準を合わせる。東栄住宅は同地区を皮切りとしてマニラ周辺で戸建て分譲事業を展開したい考えだ。
 計画地はニノイアキノ国際空港から1時間弱の場所。プライム・イースタン・スプリング・ホールディングス(PESH社)と立ち上げた合弁会社が事業主体だ。販売する住宅の延床面積は210~300㎡で区画の広さは144~230㎡。総戸数は128戸だが2、3戸を1棟にしたタイプもあり、建物の数は55棟になる。

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