荒井商店、東京・幡ヶ谷に単身者用レジ 「緑と暮らす」、旧マンスリーMを改修

(提供 日刊不動産経済通信)

 荒井商店は東京・幡ヶ谷に自然共生を前面に押し出した単身者向け賃貸マンション「リーフコートプラス」(全戸1R、80戸)を25日までに竣工させた。コロナ禍で稼働率が落ちた築34年のマンスリーマンションを大幅に改修。1階の中庭や地下の共用部などに草木を植え、入居者が使えるジムや会議室、カフェなども設けて「緑と暮らせる」マンションに転換した。近く専用サイトを開設し、入居者の募集を始める。

 自社開発の集合住宅を昨年10月にいったん閉鎖し、「自然」と「健康」を切り口とする普通借家契約の賃貸マンションに変えた。30歳代の単身者らに狙いを定め、建物の約3割を占める共用部にふんだんに植栽を施すことで自然を身近に感じられる作りにした。1月から改修工事を始め、半年強で完成させた。

 所在地は東京都渋谷区幡ヶ谷2-3-4。施設規模はRC造地上5階地下1階建て。建物の延床面積3072㎡に対し専有部の面積は2139㎡と限られる。このため地下にジムや会議室、作業場を設けるなど共用部を充実させた。1階にはカフェもある。間取りは全室1Rで専有面積は25・05~35・84㎡。26・97㎡の部屋の賃料は共益費込みで11万7000~12万9000円。共用部を充実させたぶん、周辺の賃料相場よりもやや高めに設定した。実質利回りは4・5%以上を想定している。専有部80室の設計・施工を三井デザインテックが担当した。

 「リーフコートプラス」をシリーズ展開するかは未定だが、ブランドのコンセプトに合致する物件があれば第2弾以降を検討したいとしている。

コメントをどうぞ
最新情報はTwitterにて!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめ記事