(提供日刊不動産経済通信)ポラスグループの中央グリーン開発は、千葉県流山市のつくばエクスプレス・南流山駅徒歩8分の立地で戸建て分譲4棟の「ビー・グレイス南流山 紡ぐ家」を完成売りで発売した。販売価格は6980万~7480万円(消費税込)で、160㎡台の敷地と2階建て延床面積101~116㎡の上物による余裕のある広さと高付加価値の提案によって、10日間で3棟が成約した。
高付加価値化のため4棟とも高級路線の戸建て注文住宅相当に細部まで作りこみ、それぞれ内外のデザインや間取りに特徴を持たせた。2号棟は2階に主寝室や洗面所とつながり大開口と天窓が付く大型のランドリールームを設け、3号棟は中心部に中庭を置いて平面図が「コ」の字になる間取りを提案。4号棟はLDK横に上部が吹き抜けの広い土間空間がある。
資料請求は5月27日からで298件の問い合わせがあった。購入検討者の地域別内訳は県内からが48%、東京都が29%。実際の購入者は2世帯が都内から、1世帯がTX沿線の茨城県内から。同社によるとTXの南流山駅と流山おおたかの森駅間の駅徒歩10分圏内の立地で、敷地面積などが近い条件の戸建て分譲住宅は6000万~7000万円台が相場となりつつある。市内の戸建て分譲住宅は4000万円台が中心で、突出して価格が高い。同社は、用地不足の中で都内に通勤する購入検討者から引き合いが集中するのが一因とみる。今後は「(周辺の相場は)県内の一般的な購入検討者には高すぎる水準に達してしまったため、都内のパワーカップルらが主な顧客となり、高付加価値化の提案がより重要になる」としている。
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