マリモ、浅草で3件目の店舗ビルを開発―出店需要が回復基調、ファンド売却視野
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 マリモは東京・浅草エリアで3件目の店舗開発に乗り出す。浅草「雷門」北西側の新仲見世通り沿いに地上3階建ての店舗ビルを建て、リーシングを行いファンドなどに売却する計画だ。コロナ禍で浅草の来街者は減っていたが、この数カ月で人出がまばらに戻ってきた。出店の引き合いも強まったことから浅草での店舗開発を再始動する。21年2月に既存施設の解体に着手。同6月に着工し、22年3月の施設完成を目指す。
 計画地は東京都台東区浅草1-29-1。敷地面積258㎡。用途地域は商業地域で容積率は700%。マリモはコロナの感染が広がる前に建物付きの土地を取得し、街の人出や不動産市況などを見定めていた。建物が完成した後にドラッグストアなどの物販やゲームセンターなどが入居することになっている。
 同社投資マネジメント事業部の開発責任者は「浅草の人出は戻っているが場所により大きな差がある」と話す。事業者の出店ニーズもオフィスやホテルなどは全体に鈍いままだが、ヘッドスパなど美容関連分野の引き合いは強まり始めている実感があるという。浅草以外では、店舗賃料が下がりつつある表参道エリアに商機があるとみている。

マリモは浅草の計画地周辺で過去に2つの店舗ビルを再生した実績がある。初弾の「浅草2丁目(二天門前)プロジェクト」では築54年のビルを一昨年に取得し、外資系ファンドに売却した。その後同社とSPC(特別目的会社)を作り、先月末までにビルを改修した。次の「浅草1丁目プロジェクト」も同じ手法で築約40年のビルを再生。マリモが3月にビルを取得・売却し、AMとしてリーシングや修繕を進めている。(日刊不動産経済通信)

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