(提供 日刊不動産経済通信)三菱地所リアルエステートサービスが運営する不動産売却の仲介担当者のマッチングサイト「タクシエ」は、売却検討者と経験者に行った不動産売却での仲介担当者に関するアンケートの結果を公表した。売却経験者の8割が売却希望を叶えるために仲介担当者選びを重要と感じていることが分かった。

 調査対象は東京23区内に住む住宅の売却検討者と経験者。回答数は30~59歳の男女2万46人。「売却希望を叶えるために担当者選びが重要か」の問いでは、売却未経験者では62%が重要としたのに対し、売却経験者では80%と拡大した。経験1回の人で83%、2回で82%、3回で81%と大きく、5回以上では46%となった。「担当者選びを手間だと感じるか」では、未経験者で58%、売却経験1回の人で52%が手間と回答。理由では「売却内容を重複して説明する必要があること」「複数人とのコミュニケーションが煩雑であること」などが多かった。

 担当者選びで知りたい情報は、売却実績が51%と最多で、得意なエリアが30%、人柄・性格・年齢が28%、保有する買い手の情報が23%、経験年数が23%と続いた。担当者選びで決め手となった要素は「知名度のある不動産会社だった」が37%と最多で、次いで「売却物件のエリアに詳しかった」が26%、「売却の実績が豊富だった」が24%、「親身に相談に乗ってくれた」が21%など。売却を依頼した仲介会社の担当者を決めるまでに連絡した人数は1人が38%で最多だった。次いで、2人が22%、3人が19%で、4人になると6%と割合が減り、多くの人が3人以内で依頼先の担当者を決めていることが分かった。

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