総合地所、関西で初のIoT賃貸マンション好調 9割入居、顔認証導入し地下の共用充実
ルネフラッツ谷町四丁目(出典 長谷工コーポレーションHP)

 (提供 日刊不動産経済通信)総合地所が大阪市中央区で開発した新築賃貸マンション「ルネフラッツ谷町四丁目」(総戸数131戸)のリーシングが好調だ。21年11月から入居を開始し、約9割が入居済み。賃料は、坪当たり約1万1000円。エントランスの顔認証や外出中も操作できるエアコンや多機能なライトなどIoT機器を導入。加えて、地下にジムやコワーキングラウンジなど充実した共用空間「アジト」を備える。長谷工グループのIoTマンションの近畿圏第1弾で、今後も積極的に展開していく。

 同物件(大阪市中央区和泉町1―2―10)は、大阪メトロ谷町線・谷町四丁目駅から徒歩3分の立地。敷地面積913・03㎡、RC造地上12階地下1階建て、延床面積4901・48㎡。間取りは1R、1K、1DK、1LDK。専有面積24・75~40・58㎡。設計、施工は長谷工コーポレーション。共用部のエントランスは顔認証で解錠でき、デジタルサイネージを設置。エレベーターも自動で呼び出すため、居住階まで非接触で移動できる。専有部にはエアコンや宅配ボックスと連動したインターホンなどIoT設備を導入した。地下1階「アジト」には、居住者が自由に使えるジムと、フリーWi-Fiや電源完備のコワーキングラウンジ、有料のゴルフシミュレーターを設置する。

 リーシングは想定より好調で約9割が入居済み。地下の施設利用なども入居者の満足度が高い。賃料は周辺相場で高めの坪当たり約1万1000円に設定。主に中堅以上の役職者などの入居を想定していたが、企業の借り上げも多く、若年層の入居もみられる。

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