(提供 日刊不動産経済通信)三井ホームは、プレミアム・モノコック(枠組壁)構法の戸建て注文住宅新モデル「IZM(イズム)」を、4月28日に発売した。昨今需要の高いデザイン・間取りの提案と高い環境性能を備えながら、新たな独自の構造技術を採用することで強みを確立。参考坪単価は100万円で、年間200棟の受注を目指す。
住宅性能表示に4月から新設された断熱等性能等級と一次エネルギー消費量等級の最高等級を標準で満たし、LCCM化も可能だ。外観は水平と垂直ラインで構成し、信楽焼タイル貼りの大型プライバシーウォールと組み合わせたモダンデザインを採用。間取りは、従来商品の「ラセーヌ」や「ルーカス」で人気を確立した半戸外空間「ラナイ」を各所に採用した。プライベートウォールと屋内の間の空間などを活用する。「ガレージラナイ」を採用した場合、面積が限られる都市部の敷地でも無理なく住宅と一体の駐車スペースを確保でき、2階にプライバシーを確保した中庭「スカイラナイ」を設けることもできる。ワークプレイスの提案も充実させた。
大きな特徴は、十分な太陽光発電パネルの設置面積を確保しながらファサードの水平垂直ラインを損なわず、太陽光パネルも見えない新開発の屋根「ウィングルーフ」。非常に緩やかな勾配の切妻屋根のファサード側をはね上げた新構造を採用した。はね上げた部分の深い軒の軒裏に張った木質素材の存在が際立ち、見上げた際に大きなアクセントになる。現在、意匠登録を出願中。モデル棟は来春頃に開設する予定で、当面はイメージモデルで発信する。