天神再開発が「福岡ガーデンシティ」に 積水ハウスなど、オフィスやホテル等の複合

 (提供 日刊不動産経済通信)積水ハウス、西日本鉄道、西部瓦斯など5社のJVが、福岡市天神地区の大規模再開発事業「天神ビッグバン」の一角で12月に竣工させるホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」(162室)、オフィスなどで構成する大規模複合施設の名称が「福岡大名ガーデンシティ」に決まった。

 所在地は福岡市中央区大名2-165-1~3。福岡市地下鉄・天神駅から徒歩5分。天神ビッグバンの西部に位置する旧大名小学校跡地約1万1900㎡の敷地で北は明治通り、南はえのき通りに面する。建物は地上25階建て、延床面積約9万400㎡。事業主は5社でつくる「大名プロジェクト特定目的会社」で代表企業は積水ハウス、施工は清水建設と鴻池組、積和建設九州。設計は久米設計と醇建築まちづくり研究所。維持管理と運営は西日本鉄道と三菱地所、積和管理九州。土地所有は福岡市。ホテル運営はマリオット・インターナショナル。

 25階建て・高さ約111mのオフィス・ホテル棟と11階建て・高さ約46mのコミュニティ棟で構成する。オフィス・ホテル棟の17~24階にホテル、3階と5~16階にオフィス、3~4階にカンファレンス、1~2階に商業施設が入居する。コミュニティ棟は7~11階がレジデンス、2~3階が創業支援・人材育成施設。ザ・リッツ・カールトンは九州初のラグジュアリーホテルで、来年春に開業する。オフィスの総面積は約3万㎡、ワンフロアの専有面積が約2500㎡で九州最大級。MICEやスタートアップ企業の集積、交流拠点としても機能する。積水ハウスは天神ビッグバン東側の18階建てオフィスビルの建設にも参画し、マリオットとの協業では「モクシー大阪新梅田」「W大阪」、各地のフェアフィールド・バイ・マリオットなど21件の実績がある。

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