(提供 日刊不動産経済通信)住友不動産と東京電力エネジーパートナーは、改修する既存戸建て住宅にも初期費用ゼロで太陽光パネルと蓄電池が導入できるサービスを導入する。両社は新築戸建て住宅で昨年9月からサービス提供を始めていたが、対象を住友不動産の戸建てまるごとリフォーム「新築そっくりさん」事業に広げる。

 8日から「すみふ×エネカリ」として提供する。初期費用をゼロにすることで、導入時の負担を軽減し、設備の修理や更新のサポートも付ける。太陽光パネル設置率は足元では新築戸建て住宅で10~20%、既存戸建て住宅では約1%とされている。既存物件に導入するには初期費用に加え、耐震性や強度の問題が生じやすく、普及の足かせになっていた。1棟丸ごとのリフォーム時に耐震補強工事を行うことで、太陽光パネルを屋根に設置しやすくする。太陽光発電で発電した電力のうち、自宅で消費した分の環境価値は東京電力エネジーパートナーが集約・活用する仕組み。

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