ニチバン、大阪工場跡地1.3万m2売却、16億円を利益計上

ニチバン(東京・文京)は、大阪・藤井寺の旧大阪工場跡地を3月末付で売却することを決めた。所在地は大阪府藤井寺市北岡2丁目3番18号で、土地面積は1万2506㎡。23年3月期連結決算に固定資産売却益16億円を計上する。

同地は近鉄南大阪線・藤井寺駅から徒歩7、8分の距離にあり現況は更地。周辺は低層の住宅地が広がり、駅からの道中にはイオン藤井寺ショッピングセンターなど生活利便施設が多数存在している。ニチバンは17年に大阪工場の機能を愛知県安城市に開設した安城工場へ移転させている。

当該土地については土壌汚染対策法及び大阪府生活環境の保全等に関する条例に定める基準値を超える土壌汚染物質が存在するため、大阪府より要措置区域の指定を受けている。ただし現在は土壌汚染の状況が基準値以下となっていることが地下水のモニタリング調査で確認しており、23年3月に大阪府へ措置の解除を申請する予定。仮に基準値を超える土壌汚染物質が確認された場合は、汚染物質の除去とモニタリング調査の実施により、土地の引き渡し時期が24年3月期以降にずれ込む可能性があるとしている。

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