不動産経済研究所・大阪事務所によると、近畿圏(2府4県)の1月のマンション供給戸数は前年同月比14・0%増の792戸となり、2カ月ぶりに前年実績を上回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が106・4%増の421戸、大阪府下が13・7%減の214戸、神戸市部が5・9%減の16戸、兵庫県下が60・2%減の72戸、京都市部が4・8%増の22戸、京都府下が28・6%増の9戸、奈良県が20・0%増の12戸、滋賀県が1150・0%増の25戸、和歌山県が80・0%減の1戸。
初月契約率は前年同月比16・3㌽アップの77・5%となり、2カ月連続で好調ラインの70%を上回った。需給ともに活発化する春シーズンに向け、今年の出だしは好調。
平均価格は13・8%下落の3992万円。㎡単価は10・7%上昇の74・5万円。平均価格は3カ月ぶりのダウン、単価は3カ月連続のアップ。単価は1月としては91年(79・3万円)以来の高値。 1月末時点の販売在庫は4083戸で、前月末比317戸の減少、前年同月末比では625戸の増加となっている。2月の供給は1200戸程度となる見通し。