1月の首都圏新築分譲マンション市場動向・23区シェア高く価格は上昇 契約率は6割弱 発売戸数は15%減の1128戸に 不動産経済研究所 
プラウド立川錦町(物件HPより)

 不動産経済研究所が16日まとめた1月の首都圏新築分譲マンション市場動向によると、発売戸数は1128戸で、対前年同月比14.9%減となった。初月契約率は58.4%で好不調の目安とされる70%を大きく下回った。100戸以上供給する大型物件が1月についてはゼロで、最大でも50戸クラスの計上に止まった。平均価格は5.7%上昇の6157万円で、㎡単価は8.7%上昇の94.7万円。単価の上昇は3カ月ぶりとなった。

 発売戸数は、対前年同月比197戸減って、14.9%減となった。対前月(6649戸)比では5521戸減って、83.0%減。多くても50戸クラスの期分け販売分の計上で、新規供給物件が減少した。


 初月契約率は58.4%で、前年同月比9.7ポイントダウン、前月比では15.1ポイントダウン。契約率は直近6カ月でみると21年12月73.5%、11月79.9%、10月71.4%、9月67.7%、8月73.0%、7月68.3%となっており、7割を下回るのは昨年9月以来となる。契約率を地域別でみると、全エリアで7割を下回った。23区が55.0%、都下が67.2%、神奈川県が61.9%、埼玉県が56.4%、千葉県が52.4%

 戸当り平均価格は6157万円、1㎡当り単価は94.7万円となった。前年同月比では平均価格は333万円(5.7%)のアップ、㎡単価は7.6万円(8.7%)のアップとなった。前年同月比では平均価格が2ヵ月ぶりのアップ、㎡単価は3カ月ぶりのアップ。価格の上昇は首都圏における23区のシェアが4割超に拡大したことや、都下でJR立川駅徒歩5分エリアの高額帯の供給があったことなどが影響した。

 地域別でみると東京23区7484万円、㎡単価120.4万円(5.6%ダウン、5.2%ダウン)、都下6380万円、㎡単価92.5万円(31.3%アップ、33.3%アップ)、神奈川県5144万円、㎡単価79.1万円(1.4%アップ、2.5%アップ)、埼玉県5027万円、㎡単価72.4万円(5.0%アップ、5.2%アップ)、千葉県4273万円、㎡単価61.1万円(6.7%ダウン、2.4%ダウン)。

即日完売物件(2物件17戸)
・「パークホームズ昭島中神」(3期18・19次・4期1次 10戸)
・「パークホームズ浦和仲町二丁目」(1期3・4次 7戸)

販売在庫、来月供給予測
 1月末時点の在庫数は6437戸で、前月末比411戸の減少(21年12月末6848戸、21年1月末8492戸)。2月の発売戸数は2500戸程度の見込み。

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