
エリアリンクは25年度、トランクルームを全国で1・5万室出店する。特にニーズの高い関東・関西の都市部での展開を強化するほか、出店数の少ない地方エリアについても新規出店し、今後5年で9万室の新規出店を計画、2029年には総室数20万室を目指す。
一方、昨年度(24年度)の出店実績は、直近5年で最多となる1万545室だった。出店地域別では、一都三県が昨年に続き全体の約4割を占め、次いで、関西地域が約2割、中部地域が15%強だった。出店種別では、コンテナ型が全体の約8割と最多、ビルイントランク型が11%、建築型6%と続いた。その前年と比較すると、全国での展開を加速、出店数が2倍近く増加した。
同社担当者によると、「関東・関西の都市部を中心として住宅面積の狭小化や住宅価格の上昇の影響、また郊外でのライフスタイルの多様化が進んでおり、収納スペースの確保が課題となっている。地域ごとの市場分析をもとに、最適なエリアへの展開を図っていく」としている。同社はレンタルトランクルームの大手、「ハローストレージ」を運営する。

