積水化学、札幌市で大規模複合開発事業―商業区画が先行開業、全体の完成は25年
スマートハイムシティ札幌平岸(積水化学工業HP)

 積水化学工業住宅カンパニーは、札幌市で進めている大規模複合開発「札幌リードタウン平岸ベース」で、商業区画「クロスモール平岸」(4棟、店舗面積8209・30㎡)を、このほど先行して開業した。分譲マンションや戸建て住宅街区、商業・医療施設で構成する同プロジェクトは25年頃に全体が完成する。
 札幌リードタウン平岸ベースの所在地は、札幌市豊平区平岸1条11-5ほか。札幌市営地下鉄南北線・平岸駅から徒歩10分、南平岸駅から徒歩8分の立地。敷地は面積が4万8752・53㎡の自衛隊札幌病院跡地で、昨年2月に同社が長谷工不動産とともに取得していた。戸建て分譲住宅と建築条件付き土地を合わせて48区画の戸建て住宅街区「スマートハイムシティ札幌平岸」と、地上10階建て戸数107戸、10階建て戸数97戸(予定)の分譲マンション2棟からなるマンション街区「ハイムスイート平岸ブランシエラ」、病院街区を開発する。
 戸建て街区は、来年年明けの販売開始を目標に、造成をほぼ終えた。病院街区は約150床を確保する方針で、詳細の検討を進めている。積水化学グループによるインフラ整備も行い、災害に強いまちとする。地域性を踏まえ、地下の凍結対策も施す。
 「クロスモール平岸」は、約1万8000㎡の敷地にS造平屋2棟と木造平屋、S造2階建ての計4棟があり、テナントは食品スーパー「ダイイチ」と「ケーズデンキ」、寿司レストラン「魚べい」、医療施設が集まる「メディカルスクエア南平岸」が入居する。運営はオリックス不動産(東京・港区)が担う。メディカルスクエアの2階区画は、来年4月以降に開業する。(日刊不動産経済通信)

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