イクメン力全国1位は佐賀、上位に九州―積水ハ、20年度「イクメン白書」から

 積水ハウスがまとめた「イクメン白書2020」によると、イクメン力全国ランキングのトップは佐賀県で、2位が熊本県、3位が福岡県と、ベスト3を九州が占めた。
 調査は2回目で、全国の男女9400人を対象に行い、都道府県別ランキングは配偶者評価や育休取得日数など4つの指標でポイントを算出した。佐賀県と熊本県は、「妻が評価する夫のイクメン度」が全国平均マイナス0・01に対し0・33と高かった。部門別では、「夫の育休取得日数」で東京都が全国平均より5・3日多い9・4日の全国1位だった。テレワークの普及率が高いことが一因。
 男性の育休取得率は12・8%(前年比3・2㌽増)、「1カ月以上」の育休取得率は18・1%(5・0㌽増)、育休満足度は81・8%(14・3㌽増)と、すべて前年から伸長している。このほか「家事・育児に幸せを感じる夫の意識調査」では、家事・育児に幸せを感じる夫は「生産性の向上」で幸せを感じない男性比で1・8倍の64・0%、「会社への愛着が増した」が3・3倍の40・4%で、仕事面でも良い影響を及ぼしていることも分かった。
 同社は18年9月から、「3歳未満の子供がいる全男性社員を対象に1カ月以上の育児休業完全取得」を推進している。今回の調査でも、同社社員(回答者は男性社員228人と配偶者163人)は「夫の普段の家事・育児実践数(個)」が全国1位の島根県比で約2倍の14・58個、「妻が評価する夫のイクメン度」で佐賀県の約3倍の1・02、「夫の育休取得日数」は東京都の3倍強の31・53日など全国1位を大幅に上回る好成績を収めた。

2020/09/24 日刊不動産経済通信

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