小田急不動産の新築分譲マンション「リーフィア」シリーズの大規模な2物件がこのほど完売した。東京・町田市の「リーフィアレジデンス橋本」(425戸)が2年かからず想定以上の早期で完売。コロナ禍の新しい生活ニーズに対応する住宅として歩留まり3割を超える勢いで販売が進捗した。一方、神奈川県海老名市の2つの海老名駅間で開発した2棟目の免震タワーマンション「リーフィアタワー海老名ブリスコート」(302戸)も完売となった。  

 「橋本」は、JR横浜線・橋本駅から徒歩19分の立地。RC造12階建て、延床面積3万7367・67㎡。間取りは3LDK~4LDK、専有面積は68・44~95・37㎡。平均坪単価は約150万円。事業主は小田急不のほか、積水ハウス、神鋼不動産。敷地の約4割が民有緑地で、共用施設に森のロッジのようなラウンジを設置する良好な環境で、平均専有面積が80㎡近い余裕ある専有部を備える。コロナ禍の販売再開後の20年7月以降は注目度も向上して、問い合わせは約2200件、来場は約1280件と多方面の注目を集めて、販売進捗は予定を前倒しして10月に完売した。契約者は、年齢別では20~30歳代が56%で、60歳代も12%と多世代に訴求した。居住地域は、地元の東京・町田市、八王子市、神奈川県相模原市が合計で44%。そのほか、23区を含む広域から集客した。

 「ブリスコート」は、小田急小田原線・海老名駅から徒歩4分の立地。RC造一部S造31階建て、延床面積3万3614・34㎡。平均坪単価は約250万円。事業主は、小田急不のほか三菱地所レジデンス、小田急電鉄。オフィス、サービス施設など25年まで開発が続くエリアで、2棟目のタワーマンションが完売した。(日刊不動産経済通信

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