東急、町田市で駅直結の定借タワマン 再エネ電力を導入、テナントとも連携
ドレッセタワー南町田グランベリーパーク(物件HPより)

 東急は、東京・町田市の南町田グランベリーパーク駅に直結した定期借地権付きタワーマンション「ドレッセタワー南町田グランベリーパーク」(住宅375戸、子育て支援施設1区画)の開発を本格始動した。都市基盤や商業施設、公園を一体的に整備する。官民連携で新しいにぎわいを創出するエリアに、実質再生可能エネルギー100%の電力を導入し、脱炭素や持続可能な循環型社会の創出に取り組む超高層住宅を開発する。  

 同物件は、東急田園都市線・南町田グランベリーパーク駅や商業施設「グランベリーパーク」へペデストリアンデッキで直結する。敷地面積7223・50㎡、地上34階地下1階建て、延床面積4万5384・81㎡。間取りは2LDK~4LDK、専有面積は58・01~128・77㎡。借地期間は94年3月31日まで70年。従前は、東急ストアの駐車場だった土地。  

 共用施設は、地下1階にテレワーク可能な完全個室7室や地上21階に眺望を楽しめる「トゥエンティワンラウンジ」でワークスペースなどを設置。ほかに、住民専用の貸菜園「ハーベストガーデン」などを備え、コミュニティ形成をサポートする㈱フォーシーカンパニーと連携し、食育など子育て交流会や季節のイベント、商業施設テナントと連携セミナーなどを実施する。加えて、非化石証書を用いた実質再生可能エネルギー100%の電力を、東急パワーサプライから調達して専有部・共用部で使用する。また、電気自動車の充電器や駐車場を設置し、吹き抜け空間は太陽光に合わせた明るさに自動で調整するシステムを使って、脱炭素の取り組みを進める。(日刊不動産経済通信)

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