パナソニックホームズ、福島で大規模複合開発―総開発面積14ha、戸建て分譲217区画

 パナソニックホームズと福島県伊達市は、33の企業・団体と連携して、伊達市保原町高子岡の約14・1haの敷地で戸建て住宅217区画や商業施設、認定こども園などを備える「Up DATE City ふくしま」を開発する。まちびらきは23年4月を予定している。アップデート可能な先進的技術や仕組みなどを検討するアップデートシティ協議会をこのほど立ち上げた。
 所在地は阿武隈急行線・高子駅の北側。福島駅から車で約25分、相馬福島道路・伊達中央ICから車で約2分。街区の敷地は、戸建て住宅地が約5万2932㎡、複合施設が約1万2115㎡、商業施設が約9077㎡、CCRC施設が約1万165㎡、認定こども園が約5618㎡など。
 ウェルネス(未病対策プログラムなど)、モビリティ(カーシェア、サイクルシェア)、エネルギー(太陽光発電、省エネ住宅など)、エコロジー、コミュニティ(子育て支援など)など7項目に重点を置き、エリア・タウンマネジメントとサービスを確立する。街の仕組みには、共助ポイントや地域通貨、産官学連携も組み込む方針だ。人生100年時代を見据え、全世代が生涯活躍できるよう、各分野で随時アップデートを行う。
 協議会は、代表幹事をパナソニックホームズ、幹事会員を伊達市が担う。一般会員の阿武隈急行、東日本電信電話福島支店、東北電力、西松建設などのほか、LIXIL住宅研究所などの賛助会員、オブサーバー、アドバイザー(プライムライフテクノロジーなど)が参画している。

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