近鉄不動産ら5社は、大阪市中央区で共同開発する超高層分譲マンション「ローレルタワー堺筋本町」(総戸数511戸)の販売を11月中旬に開始する。超高層物件の競合が多い本町エリアで、個室サロン型モデルルームで商談を行い、現在までに約400件の来場者を獲得している。第1期の供給戸数は100戸ほどを予定。平均坪単価は380万円程度で検討中。
現在までに資料請求は約2200件、来場は約400件を順調に集めている。属性は、居住地別では物件が所在する中央区が約4割、次いで北区が約1割、西区が1割弱。周辺でも超高層物件の開発が多い中央区から多く来場している。年齢別では、30歳代が約2割のほかは、まんべんなく各世代から注目を集める。50歳代以上は全体の3割強を占めており、セカンドハウスや安定資産の確保、相続対策などを目的とした購入も多いと想定する。来場者からは、中心地の堺筋本町から徒歩1分の立地という利便性と資産性の両面で評価が高い。販売担当者は、「購入検討者は、市内で販売中の多数のタワーマンションを比較検討している。梅田や堂島など他のエリアで販売が始まる注目物件からの回遊も、今後は多く来場を見込んでいる」と話す。
同物件(中央区久太郎町2―35)は、大阪メトロ堺筋線・堺筋本町駅から徒歩1分の立地。RC造地上44階地下1階建て、延床面積5万1975・37㎡。専有面積は43・41~210・07㎡。塀と門で区切って㈱日比谷アメニスが植栽の手入れを担当する物件内のプライベートガーデンも好評を博す。事業主は、近鉄不のほか大和ハウス工業、名鉄不動産、九州旅客鉄道、総合地所の5社。(日刊不動産経済通信)