京王不動産は、東京都内で賃貸マンション「モディア」シリーズ3棟をこのほど竣工させた。京王沿線外で初の開発物件となる「文京小石川」(23戸)のほか、「代々木」(64戸)と「幡ヶ谷」(99戸)を開発した。今後も沿線の内外を問わず、都心エリアを中心に積極的な事業展開を進めていく方針。3棟の総事業費の合計は約62億円。
「代々木」(渋谷区代々木2―38―1)は、京王新線・新宿駅から徒歩5分の立地。RC造12階建て、延床面積2985・2㎡。間取りは、1K(25・6㎡)20戸、1LDK(43・0~46・7㎡)43戸、2LDK(55・8㎡)1戸。賃料(共益費込)は13・7万~30万円。17年2月に取得した用地で、旧建物の賃借人退去交渉を行って開発した。総事業費は約23億円。
「幡ヶ谷」(渋谷区西原1―28―7)は、京王新線・幡ヶ谷駅から徒歩3分の立地。RC造14階建て、延床面積4364・9㎡。間取りは、1K(28・1㎡)71戸、2LDK(53・5~54・4㎡)26戸、3LDK(72・5~76・2㎡)2戸。賃料(共益費込)は11・7万~30・1万円。18年9月に用地を取得し、旧地権者が持分15%を持つ等価交換事業。大きめの住戸を中心にリーシングは堅調に進む。総事業費は約31億円。
「文京小石川」(文京区小石川5―26―10)は、東京メトロ丸ノ内線・茗荷谷駅から徒歩7分の立地。RC造5階建て、延床面積932・41㎡。間取りは、1K(25・7~27・2㎡)13戸、1LDK(32・0~43・1㎡)10戸。賃料(共益費込)は11・6万~19・6万円。20年3月に取得した用地で、沿線外で初の開発物件。総事業費は約8億円。今後は沿線外も含めた都心立地で、250坪規模の用地で開発する。(日刊不動産経済通信)