ハウスメーカー7社の7月までの戸建て注文住宅累計受注(金額ベース)は、全社が2ケタ増となった。7月までの前年同期比累計は、積水ハウス(2~7月)16%増、大和ハウス工業(4~7月)22%増、住友林業(1~7月)31%増、積水化学工業住宅カンパニー(4~7月、棟数ベース)19%増、旭化成ホームズ(同)71%増、パナソニックホームズ(同)49%増、ヒノキヤグループ(1~7月)49%増。
 7月単月の金額ベースでの前年同月比は、積水ハウス21%増、大和ハウス工業16%増、住友林業4%減、積水化学工業住宅カンパニー(棟数ベース)4%増、旭化成ホームズ24%増、パナソニックホームズ18%増、ヒノキヤグループ34%増。
 住友林業は、前年同月の水準が高く単月でマイナスに転じたが、例年ベースでは同等の水準。1棟単価はZEH化の推進などで高水準にあり、今後の受注を左右するウェブ経由の資料請求と申し込み件数も引き続き多い。ヒノキヤは受注金額、棟数ともに7月単月で過去最高の業績を達成。6月も単月過去最高を更新していた。
 各社ともウェブを介した発信など住宅展示場以外の訴求強化や新生活様式に適したプランの追加と強化などが軒並み好結果に繋がり、各社の第1四半期、上期は前年同期比プラスとなった。木材価格の高騰による住宅販売価格の上昇は一部で始まっているが、現状では最小限の影響に抑えている。コロナ禍の先行きと、秋以降の各種住宅購入支援制度の期限切れによる影響は引き続き不透明となっている。(日刊不動産経済通信)

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