シリーズ;熱海・伊豆山地区土砂災害⑤ 被害131棟・死亡18名にー 砂防ダムを緊急工事 
整備イメージ(国土交通省)

 7月1日からの雨により熱海市で発生した「熱海市伊豆山土砂災害」の被害状況は、7月19日16時現在で被害棟数131棟、死亡18名、中等症3名、その他25名となっている。行方不明者は10名。静岡県の川勝平太知事は15日、国に対し早期の砂防工事を要請し、国は20日付で国の直轄施工による緊急的な砂防工事を実施すると発表した。

 工事の内容は伊豆山地区の逢初川(あいぞめがわ)源流部の崩落の起点部における土砂等の撤去、土石流対策として既設の砂防堰堤を改修するほか、新たに砂防堰堤を整備するもの。砂防堰堤は「ラビスタ伊豆山」近くの谷間に整備する。そこからさらに上流部でも仮設ブロックによる堰堤を整備する。伊豆山地区の集落は、梅雨が明け地面が固まり、住民の一時帰宅が始まっている。市内のメインストリートである国道135号線は引き続き交通が寸断されている状況だが、海沿いの熱海ビーチラインは再開、現在は無料で通行可能となっている。

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