(提供:日刊不動産経済通信)ライナフは、三菱地所リアルエステートサービスの管理する建物を対象に、エントランス用のスマートロック「ニンジャエントランス」と内覧サービス「スマート内覧」の活用による変化を調査した。サービスを導入した建物の内覧数は平均11・0回で、導入していない建物の7・6回と比べて約3・4回増加した。調査は19年4月~22年8月にかけて、1都3県の期間内に出た空室6688室を対象に実施。 調査を賃料帯別にみると、スマートロックを導入済みの建物の内覧回数は、賃料10万円未満8・3回~40万円以上22・9回。未導入の建物は10万円未満4・6回~40万円以上8・4回で、高賃料帯の物件は内覧数が大きく増加した。鍵の管理の煩わしさが減少したことで、仲介手数料の高くなる高賃料帯の物件にも積極的に案内する機会が増えたとみられる。内覧数別でみると、賃料20万円以上でスマートロックを導入した建物は内覧数10回未満が7・25%で、未導入の内覧数10回未満の22・31%から大幅に減少した。
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