大和ハウス、下期に分譲レジ・戸建てが回復―モデル来場2ケタ増、富裕層の購入も

 大和ハウス工業は、21年3月期下期に分譲マンションと分譲戸建ての業績が大幅に回復した。下期のマンションモデルルーム来場者は毎月、前年同月比で10~15%増ほどで推移。DINKSで高収入の実需層に加え、株式運用で利益を出した富裕層が現物資産として購入する事例も増えている。  期中の分譲マンションは東京・文京区の「プレミスト文京千石」(58戸)は初月で完売したほか、千葉県船橋市の「プレミスト船橋塚田」(571戸)が半年以内に完売見込み、東京・中央区で販売中の「プレミスト東銀座築地Arc Court」(117戸)も1月以降販売ペースが増し、2~3カ月以内に完売の見込みと特に首都圏、首都圏郊外が高価格帯を含め売れ行きが良い。  

 例年は年間2000棟ほど成約している分譲戸建ては、下期の巻き返しで1800棟規模に回復した。22年3月期は例年ベースに戻す予定。地域別では首都圏一等地が軒並み好調、首都圏郊外も一等地は概ね堅調。埼玉県は川越と浦和エリア、千葉県は柏と流山エリアなどが牽引し、特に埼玉県は在庫不足に至るほどだった。北関東(茨城県・栃木県)は低価格帯商品が主力のビルダーに押され気味のため、今後は分譲住宅から建築条件付き土地の販売への移行や、価格帯の見直しなど地域に合わせた新たな戦略を検討する方針。  

 物流施設は市場の追い風を受け、20年12月時点で施工中の物件も含めると、特定企業向けのBTS型214棟・マルチテナント型65棟を合わせた総開発延床面積は約968万5560㎡に達した。件数、面積とも1位のシェア。(日刊不動産経済通信)

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