TOTO、米州のウォシュレットが急伸―国内住設市場は非接触商品を中心に堅調

 TOTOは、21年3月期第3四半期連結決算で米州(米国東部・南部・西部、カナダ)でのウォシュレットの売上高が前年同期比で47%、販売台数では前年同期の指数100に対し、190に伸長した。リモートワークの普及と定着、感染症対策、郊外の戸建て住宅志向の上昇などで今後も成長路線が続く見込み。
 同社が米国に進出したのは1986年で、協力企業や代理店のネットワーク、直営3拠点を含むショールームの展開などを現地の慣習などに合わせた形で全州で構築済み。グルーバル住設事業(海外)の今期の売上高965億円中、米州が255億円を占める。米州での売上高は前年同期比で5%、営業利益で204%伸長した。生産拠点は未進出。15年頃から成長路線に入り販売台数は毎年2割ほど伸びていたが、コロナ禍で急伸。販売数が多いのは日本円で5万円台からの一次取得者層向け価格帯のシートタイプだが、一体型の高付加価値商品「ネオレストシリーズ」も堅調。コロナを経ても米州でのウォシュレットの採用率はまだ推定1ケタであるため、今後も大きなキャパシティがあるとみる。
 国内は米州住設市場ほどの急成長はないが、ニューノーマル志向などで着実に需要を得ており、自動水栓「アクアオート」の出荷台数は20年10~12月に前年同期比約1・8倍、洗面化粧台「オクターブ」搭載の自動水栓「ラクラクスマート水栓」のリモデルでの搭載率は20年1月から12月で1・9倍となるなど非接触商品を中心に市場を牽引する。グローバル住設事業(日本)の売上高(第3四半期累計)は前年同期比9%減だが、要因は感染症対策や上期の反動減などで、第3四半期単体ではリモデルが増収増益。住宅のほか、学校・病院などの非住宅も堅調だ。(日刊不動産経済通信)

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