
香港本拠でグローバル展開し、物流施設などを開発・運営するESRグループ(旧レッドウッド・グループ)は、データセンター開発・運営のスタックインフラストラクチャーと共同で、京都、大阪、奈良の3 府県にまたがる京阪奈(けいはんな)地区においてデータセンター「ESR―STACKけいはんな」を建設すると発表した。
京阪奈プロジェクトの1号棟は既に着工済みで27年4月にも運用を開始する予定。ⅬEEDゴールド認証2を事前取得しているという。
ESRは、データセンターの開発・運営に着手しており、25年6月には「ESRコスモスクエアデータセンターOS1」(大阪府)を稼働開始する。
ESRは香港証券取引所上場。現在、グループ本社を香港に置き、日本・中国・韓国・シンガポール・インド・オーストラリア・インドネシア・ベトナム・タイのほか、欧米でも事業を行い、グループ運用資産は1560億米ドル(約20兆円)、うち、日本は351億ドル(約4.6兆円)。日本では三大都市圏と九州に、物流施設およびデータセンターを開発しており、36の物流施設を竣工させ、データセンターを含むプロジェクトを進行中。データセンターを巡っては、韓国・仁川におけるプロジェクトでもSTACKと提携している。
