リクルート住まいカンパニーがまとめた「SUUMO の閲覧数が急上昇した街ランキング2020」によると、「和光市」(1位)や「立川」(2位)といった、郊外で再開発が行われた街が急上昇している。3位には2019年の11月から相鉄・JR直通線の停車駅となり、渋谷や新宿などのターミナル駅への交通アクセスが
良くなった「西大井」が入った。「西大井」駅周辺には複数の駅があり、7線6駅が徒歩でアクセス可能と、交通利便性が高いことなどが決めてとなった。10位には今年再開発で注目された「渋谷」がランクイン。
それに伴い、渋谷まで直通の「代官山」(4位)や、「祐天寺」(5位)が上位に食い込んだ。
和光市は再開発が目白押しとなっており、市民の新たな顔として誕生した南口に続き、北口でも低層階に商業施設が入る34階建ての超高層タワーマンションの建設計画がある。2021年には市役所近くの広大な土地を整備し、認定こども園や学童クラブ、プールからなる複合施設が完成予定。市のキャッチフレーズ「アクセス最高 ちょうどいいまち ちょっといいまち」の通り、和光市は交通利便性と、和光樹林公園など自然環境を兼ね備えた「ほどよい」街であり、東京メトロ副都心線・東急東横線の相互直通運転開始以降、広域からの注目が高まり、持ち家や賃貸を問わず、若い世代の転入が増えている。和光市としても、その要望に応えるために住宅の供給をもっと増やしていきたい考え。
1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の駅を対象に、2019 年1月〜2019年9月と2020年1月〜2020年9月の期間で、ユーザーが閲覧した賃貸物件の閲覧数を街(駅)ごとに集計し、どの街(駅)の物件が数多く閲覧されたのかをランキング化した。 そして、2019年1月ー2019年9月と2020年1月ー2020年9月のそれぞれのランキングを比較し、 2020年1月ー2020年9月で100位以内にランクインした駅を対象に、ランクアップ数で順位付けし集計した。