NTT都市、仙台中心部に旗艦ビル竣工 ―放射光施設と連動、研究や起業など支援

(提供:日刊不動産経済通信)NTT都市開発が仙台市中心部に建設していた19階建ての大型オフィスビル「アーバンネット仙台中央ビル」が先月竣工した。老朽施設の更新と企業立地を促す市の開発誘導策「せんだい都心再構築プロジェクト」の第1号物件。市内の東北大学青葉山新キャンパスに来年完成する次世代放射光施設「ナノテラス」と連動させ、利用企業の研究開発や起業・創業を官民で後押しする。坪当たり賃料は2万円台。来年3月の本稼働を前にテナント誘致を進めており、地元と全国から引き合いがあるという。

開発場所はJR仙台駅から徒歩9分の東二番丁通に面する角地。NTT都市開発がNTT東日本に借地し、S一部RC造地上19階地下1階建て、延床面積4・2万㎡の免震ビルを建てた。5階から19階の賃貸オフィスの基準階面積は1781㎡と仙台でも有数の広さ。ベンチャー企業らも使えるよう最少96㎡に12分割できる造りにした。募集床の成約率は非公表だが、5階に住友ゴムが入る。他に金融や卸売業、放射光施設の関連企業が内定し、11月末に引き渡しを始めた。3階に「ナノテラス」と連携する分析室やラウンジ、2階に他社の会員制コワーキング施設、1階に交流スペースや店舗などを設ける。

この事業は20年9月に市の都市計画決定を受け、22年3月に着工した。設計・施工は鹿島建設で、同社は開発地北側でも事業主として別のオフィスビルを建てている。8日に現地で会見したNTT都市開発の辻上広志社長は「工期通りに完成し、リーシングが佳境に入った。仙台の魅力ある街づくりにこのビルが大きく貢献できると思っている」と述べた。

コメントをどうぞ
最新情報はTwitterにて!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめ記事