(提供:日刊不動産経済通信)三菱地所レジデンスは共用部などに木材を多用した新築分譲マンション「ザ・パークハウス聖蹟桜ヶ丘」(総戸数42戸)の販売を4月中旬に始める。立地は京王線・聖蹟桜ヶ丘駅徒歩5分。間取りは2LDK+S~3LDKで専有面積66・92~71・97㎡。エントランスホールなどに地元の多摩でとれた杉の集成材を使った。建物は1月に竣工し、7月下旬に引き渡す予定。外観の雰囲気や専有部の通風、採光などを体感してもらうため、完成後販売の手法を採ったという。
開発地(地番)は東京都多摩市関戸2-69-8。川崎街道沿いに位置する。周辺には複数の公園や医院などがあり、聖蹟桜ヶ丘駅前にある複数の商業施設を使える。南側を流れる大栗川には桜並木もある。
施設規模はRC造15階建て。全戸南西向き。各階に3戸を配置し、住戸の独立性を保った。施工者は大末建設。駐車場は敷地内に8台(うち機械式6台)、敷地外に3台など。現地のギャラリーで物件のエントリーを受け付けている。27日時点で約500件の登録申し込みがあったという。
東京都内などのマンション販売を担当する同社の岡橋志郎執行役員は「都心の地価が上昇し、周辺地域に開発が広がっている。城東や城北を含む都心以外の場所で、20~30戸程度の小規模な物件を企画力でどう売っていくかが問われる局面だ」と話す。
同社は近年、開発案件に国産材や森林管理協議会(FSC)の認証を受けた材料を活用している。聖蹟桜ヶ丘の物件も共用部の天井や壁面などに地域産材を採り入れたほか、建設工程で使う型枠コンクリートパネルにも国産材を使用した。
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