野村不、新築マンションで完売相次ぐ<br>―都心、準郊外とも好調、反響2割増し

 野村不動産が手掛ける新築分譲マンションの販売が緊急事態宣言の解除後、勢いを増している。バス便の「プラウドシティ吉祥寺」(東京都三鷹市、678戸)は解除後、前年と比べ問い合わせが3割増え、このほど全戸完売に至った。高額な都心タワー物件も好調で、「プラウドタワー東池袋ステーションアリーナ」(東京・豊島区、248戸)は第1期として115戸を売り出し、即日完売した。
 「吉祥寺」はJR中央線・吉祥寺駅からバス便で10分の場所に位置する。敷地内にカフェやスーパーマーケット、独立棟のコワーキングスペースを備える大規模複合マンションだ。18年11月から販売を開始し、緊急事態宣言発令後の約2カ月間は営業活動を中止したが、解除後の6月以降は問い合わせや来場が急増。来場制限をかけていたにもかかわらず、6~9月の来場は前年同期と比べ2割増しとなり、当初予定していた販売計画を前倒しし、全戸完売となった。契約者の約7割が現在もテレワークを継続しており、駅からの距離よりも部屋の広さや間数をより重視する傾向がみられたという。
 一方、「東池袋」は東京メトロ有楽町線・東池袋駅に直結するタワーマンション。第1期の販売平均価格は1億1000万円と高額だったが、即日完売となった。問い合わせ件数は約5000件、8月のモデルルーム開設後は約1700件に上った。同社は「資産性の高い物件はコロナ禍でも人気を堅持している」としている。
 都心や準郊外の販売が好調に推移したため、21年3月期第2四半期(今年7~9月)の契約戸数は1453戸と、前年同期と比べ13%増加した。
2020/11/02 日刊不動産経済通信

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